出来事の流れ計画
米国の半導体サプライチェーン再編
米国内で半導体工場の建設や投資が広がり、供給網の組み替えが進んでいます。最近は米エネルギー省がヘリウムを重要物資に指定し、米政府がパワー半導体や材料開発への資金投入を計画しました。
出来事の流れとは 毎朝集めるニュースから同じ出来事の記事を束ね、いまの状態と、どう動いてきたかをまとめたページです。出来事の型(決まりごと・計画・相場・事例など)によって、いまの状態の見せ方を変えています。
最終更新 2026年10月26日集めた記事 2026年7月11日〜2026年10月24日・62本出典 50
いまの状態主な計画2026年10月26日 時点
事実を伝える報道と当事者の発表から拾いました。数字が記事によって食い違うときは「数字の注意」を付けています。
米国アリゾナ州
TSMC
発表
TSMCがアリゾナ州に4工場を追加し、米国総投資額を2650億ドルへ増額
時期2026年7月17日アリゾナ州での追加投資額1000億ドル米国への総投資額2650億ドル追加建設する工場数4つ米国内の半導体・パッケー計12カ所
米国
マイクロン・テクノロジー
発表
マイクロンが2035年までに米国へ2500億ドルを投資、DRAM国内生産比率40%を目指す
時期2026年7月10日米国内への投資額(2032500億ドル(約375兆円)従来計画からの増額分500億ドル米国内のDRAM生産比率40%サプライチェーン強化投資30億ドル(グローバルウェーハズ関連)
米国インディアナ州
SKハイニックス
建設中
SKハイニックスがインディアナ州で先端半導体工場の起工式を行った
時期2026年8月28日総投資額40億ドル超米国内での年間HBM生産数十万枚規模
数字の注意総投資額は、25では40億ドル超、28では40億ドルと表記され、「超」の有無が異なる。
米国ニューヨーク州
グローバルファウンドリーズ(GF)
発表
GFがNY州に新工場2棟を建設、日米連携で運営を担う
時期2026年10月15日投資額210億ドル新設工場数2棟ウェハー対応サイズ300mm
数字の注意210億ドルは、45ではGFの投資額、46では日本政府の最大投資規模と伝えられ、主体の書き方が異なる。
米国テキサス州
テスラ・スペースX(Terafab)
発表
テスラとスペースXがテキサス州に巨大半導体工場Terafabを建設へ
時期2026年8月7日投資額168億ドル(145億ユーロ)敷地面積約930万平方メートル製造面積1億平方フィート超雇用創出数3,000人以上
数字の注意投資額は145億ユーロ(約168億ドル)と168億ドルで同額の通貨違い。面積はm²とsqftで表記が異なる。
米国オレゴン州
ラム・リサーチ
建設中
ラム・リサーチがオレゴン州で15億ドルの拠点拡張に着工、2028年開設
時期2026年8月28日拡張計画規模15億ドル新施設面積12万平方フィート(約1万1000平方メートル)新規雇用創出数400人以上グローバル研究開発ネット30億ドル以上
数字の注意15億ドルはオレゴン州の拠点拡張計画、30億ドル以上は世界の研究開発ネットワーク拡張計画の投資額。
米国(テキサス州ほか)
台湾政府・台湾企業
発表
台湾が企業の対米半導体投資200億ドル追加を発表、テキサスへ約40億ドル支援へ
時期2026年10月17日台湾企業の追加投資額200億ドル発表済みの投資額350億ドル台湾政府のテキサス州施設約40億ドル
数字の注意200億ドルは追加分、350億ドルは発表済み額。約40億ドルは台湾政府の支援方針で、10月の報道。
米国
米政府(商務省・ホワイトハウス)
構想
米政府が韓国大手に米国内工場を要請し、輸入機器への関税も示唆
時期2026年8月30日米国の半導体生産シェア(12%同シェアの引き上げ目標最大40%検討中の関税率(AIサー25%
これからの予定早い順
報道で示された、これからの日付です。延期が決まることもあります。
2027年
計画マイクロンがアイダホ州で「マイクロン・リサーチ・ラボ」に着工
流れ新しい順
報道の量の移り変わりと、主な動き。札は記事の性質で、報道は事実を伝える記事、発表は当事者の発表、解説は背景や仕組みの解説、論評は意見、見通しは先の見通しです。
集めたニュースのうち、この出来事の記事の数
62本
2026年6月29日〜2026年10月19日の週
13本
2026年9月29日2026年10月26日
2026年10月24日
報道米エネルギー省が半導体製造用ヘリウムを重要物資に指定
2026年10月23日
報道米政府がパワー半導体・材料開発に3億8900万ドルの投入を計画
2026年10月21日
発表マイクロンが米素材メーカーのインジウム社への投資を発表
2026年10月17日
報道台湾政府がテキサス州のAI・半導体施設に約40億ドル支援へ
2026年10月15日
発表GFが日米連携でNY州に新工場2棟、投資210億ドル
2026年10月15日
発表GFと日本企業が日米投資イニシアチブ下で初提携を締結
2026年10月13日
報道TSMCがAI半導体の主要部品を米国内で調達する方針
2026年10月10日
報道GFとTSMCが米国内でシリコンインターポーザー供給網を構築
それより前の19件を見る
2026年10月10日
報道米エネルギー省が次世代半導体企業に15億ドルの融資を決定
2026年9月25日
報道TSMCがアリゾナ工場拡張で退役軍人の採用を進める
2026年9月19日
解説米国の半導体拠点ラッシュで技術者不足が報告書で指摘された
2026年9月7日
報道メキシコ経済相が米アリゾナ州を訪問し供給網統合を模索
2026年9月5日
報道トランプ政権の貿易措置でテネシー州の独ワッカー工場が顧客を失った
2026年9月3日
発表台湾経済部が台湾企業の対米半導体追加投資200億ドルを発表
2026年9月3日
発表米CSETが半導体国内回帰の労働力確保に関する報告書を発表
2026年8月28日
報道米政府が半導体の国内回帰に向け輸入機器への関税を示唆
2026年8月28日
報道SKハイニックスがインディアナ州で起工式、HBMを米国で生産へ
2026年8月21日
発表マイクロンがアイダホ州に100億ドルでAIメモリ研究所を建設へ
2026年8月19日
解説米国の半導体民間投資が2020年以降で8208億ドルに到達
2026年8月17日
発表ラム・リサーチが研究開発に30億ドル超、オレゴン拠点は2028年開設
2026年8月7日
発表テスラとスペースXがテキサス州に半導体工場Terafabを建設へ
2026年8月7日
報道AppleとBroadcomが米国産チップ供給で契約を締結
2026年8月4日
報道ボッシュが米国内のSiC半導体拠点化で連邦資金を獲得
2026年7月20日
報道SKハイニックスが米工場を検討、オハイオ工場買収方針とも報道
2026年7月17日
発表TSMCがアリゾナ州に4工場を追加、米国総投資は2650億ドル
2026年7月10日
発表マイクロンが米国に2500億ドルを投資、供給網強化に30億ドル
2026年7月10日
報道米商務長官が韓国半導体大手に米国投資の拡大を要請
地域の動き日本では
地域の分かる記事の66%が米国の話です。地域ごとには並べず、日本の動きだけを出しています。
日本の動きは、まだ集めた記事にありません。
このライブラリーの読み解き新しい順
毎朝の読み解き(タブ「今日」)で、この出来事を取り上げた日です。
2026年10月15日
日米戦略的投資イニシアチブに基づく初の半導体投資 ― GlobalFoundriesと日本企業とのパートナーシップにより実現「半導体が経済安保の資産となり、国家が出資する局面」
2026年10月14日
「米国の製造回帰が本格化」 米州の製造装置市場は3年で2倍に:SEMICON West 2026「半導体の覇権が地政学で再配分される局面」
セッションの論点 S02-05・注目ニュース(Fable停止・IPO)と安全保障
この日の読み解き →
読み解きを読む
セッションでは、サービスの公開範囲や停止が安全保障に関わってくる一方、複数が競っていれば他で代替できるという視点が共有されていました。米国の製造回帰と中国国内の半導体開発の加速は、AI基盤のサプライチェーンが地政学的に分断されつつある現実を示しています。特定地域や単一の供給網に依存するリスクが顕在化するなか、組織の技術基盤をいかに複数化し自立性を保つかが、今後の競争優位を左右するかもしれません。
つながり
記事に多く出た会社・製品
- SKハイニックス 会社・記事14本
- TSMC 会社・記事12本
- Apple 提供元・記事8本
- NVIDIA 提供元・記事8本
- サムスン電子 会社・記事7本
- Tesla 提供元・記事3本
このページについて
- 束ね方
- 毎朝集めるニュースから、同じ出来事の記事を自動で束ねています。束に入れるかの判定はAIです。
これまでに読んだ記事62本のうち、この出来事に関わる記事は55本でした。
- 記事の性質と地域
- 事実の報道・当事者の発表・解説・論評・見通しの5つに分け、記事の中心にある地域を付けています。判定はAIです。人が中身を確かめてはいません。
- 数字
- 数字は記事のとおりです。何を含む数字か・いつの数字かが記事で違うときは「数字の注意」を付けています。
- 日付
- 「流れ」は報道日、「いまの状態」「これからの予定」は記事に書かれた決まりや予定の時期です。
- 作った日
- 2026年7月11日(公開 2026年7月20日・公開したときの数 記事14本・出典14・8日)
- 更新
- 新しい記事が入ったら、毎朝の処理が中身を作り直します。最終更新 2026年10月26日・最後の記事 2026年10月24日。
- 変更記録
- 2026年9月9日 型を「展開」から「計画」に変えました。中心は各社の工場建設・投資計画で、複数当事者の計画の一覧に当たるため
- 2026年7月20日 ページを作りました(公開の条件:記事14本・出典14・8日)。米政府による投資要請と各社の対応、供給網の変化という一連の交渉と展開が明確であるため
ページを作った・分けた・まとめた・名前や型を変えたときは、毎朝の処理が自動で行い、こことライブラリーの変更記録に残します。
- このライブラリー
- AI戦略ライブラリーは、AI戦略実践プロジェクトの一環で作っています。
プロジェクトは、事業を動かす方々がAIを前提にした戦略を実際に作り・動かす実践の場で、月1回のセッションがあります(参加費とお申し込み)。
毎朝の読み解きは「今日」で、各回の流れは「セッションの記録」で読めます。