AI戦略実践プロジェクトライブラリー
第4回

物理世界に接地したAIは、競争のルールをどう書き換えるか

開催 08/18・09/03 体験 22件 論点 31件 [1E] 物理世界との接地と作用
航空写真をAIが読み進めて候補地を探す実践アプリと、Sense→Think→Actのループを通じて、誰でも簡単に作れる時代の競争優位がどこに宿るのかを架空企業のストーリーで考えた回。
論点は、登壇者(栗山)のセッション中の発言です。体験は、参加者の皆さんが全体としてしたことのまとめで、個々の参加者の発言やチャットの入力は含みません。

セッションの体験

22件
参加者の皆さんが全体として、何を動かし、何を確かめ、何を比べ、何を作り、 何を持ち帰ったかを、ひとつずつの要素にしています。毎朝の読み解きは、論点と並べてこの体験にもつないで書かれています。
共有
比べた

手を動かす前は選択が分かれ、「まず社内で使う」が多かった

架空の会社の助言役として、AIで作った2つの仕組みを自社で使うか、外に売るか、市販のチャットAIで済ませるかを、作れるか・勝てるか・顧客の内製に勝るか・続くかで考えた。手を動かす前に選ぶと、選択は人によって分かれ、まず社内で使うという慎重な意見が多かった。

共有
動かした

まず素のチャットAIに頼むと、知られた場所しか出てこない

参加者はまず手元のチャットAIに素のまま頼んだ。場所を探させると筋の通った提案は返るが、ネット上の文章をもとに考えるため、誰も知らない穴場は出ず、誰かがブログに書いたような有名どころが並んだ。部屋の写真とカタログを渡すと、商品を何点か挙げる提案まではできた。

共有
動かした

公開の航空写真をAIに読ませ、条件に合う土地を探させた

参加者はノートブックを自分のドライブにコピーし、馴染みのある場所を起点に条件を決めて実行した。AIは国土地理院の航空写真を25枚取って1枚ずつ読み、良さそうなら拡大して撮り直し、だめなら横へ移る。実行のたびに5手ずつ、見て考えて次を見に行くループが回った。

共有
確かめた

AIは写真に何が写るかでなく、そこから何が言えるかを考えた

AIは写真に名前を付けるだけでなく、この場所は用途に向くか、この部屋のどこを変えるとよいかまで考えた。物を見分けたところで止まらず考えが組まれていく様子を、2つの仕組みで目の当たりにした。見ることと考えることが一続きになった、AIの変化そのものだった。

共有
確かめた

条件を厳しくすると、何十回回しても候補は1〜2か所

最初の探す条件を厳しくしすぎると、何十回繰り返しても候補が1〜2か所しか出なかった。画面の上で動く試作と、実務で頼れる道具との間には段差があり、どこまで作り込めば本当に役に立つのかという問いが、手触りとして残った。

共有
比べた

無料版でも動くコードは書けるが、作り込みの差は埋まらない

コードを書くよう頼むと、無料版のチャットAIでも驚く速さでPythonが返り、APIキーを入れれば動くところまで届いた。ただ作り込んだ仕組みの裏側では、写真の見させ方や拡大のさせ方に相当な工夫があり、一度の指示で書かせたものとは、完成度にはっきり差があった。

共有
動かした

住まいの写真32枚と商品860点を、AIに丸ごと読ませた

顧客から届いた想定の住まいの写真32枚と商品860点のカタログを、AIに読み込ませた。AIは32枚を一気に読んで見立てを付け、住む人が大切にしているものを推し量ってから、文庫本1冊分ほどのカタログから予算内で商品を選び、完成イメージの画像と提案にまとめた。

共有
確かめた

軽量モデルなら、写真32枚を8秒ほどで読み切った

画像を読む役には軽量モデルを使い、航空写真は1枚ごく短時間で読み進み、住まいの写真32枚も8秒ほどで読み終えた。重いモデルなら1枚に何十秒もかかる。何十回繰り返しても苦にならない速さが、使える仕組みかどうかを左右することを体で知った。

共有
確かめた

費用の大半は画像を描く側、大量の写真を読む側は数円

1回の費用は約70円で、うち画像を描くのに50円、大量の写真を読むのはわずか5円だった。やり直しを重ねた合計200円ほどでも180円が画像の生成。写真を読ませ続ける使い方は、警備用の映像を5秒おきに切り出して読む用途でも商売として成り立つ計算になる。

共有
比べた

全員の提案を並べると、一言の差で仕上がりが分かれた

参加者はそれぞれ一言を添えて提案を作らせ、全員の結果を一覧で見比べた。同じ家を題材にしても、部屋の雰囲気もどこに費用をかけたかも少しずつ違った。AI任せでは誰でも似たものになる面がある一方、人のセンスを少し足せば違うものになり、それも数分で済んだ。

共有
気づいた

誰でも使える公開データと、顧客から預かるデータの違い

土地探しは有料の地図サービスでなく、国土地理院が無料で公開する航空写真だけで動いたが、部屋の提案は顧客から写真を預からないと動かない。誰でも使える公開データと、顧客から預かるデータとでは、作れる仕組みの性格がまるで違う。

共有
変わった

動かした後の答えには、費用と業務知識の手触りが伴った

動かした後に同じ問いへ戻ると、どこに費用がかかりどこが伸びるか、業務の知識が分かれ目になる、既存の事業に組み込んでこそ差が出る、といった手触りのある観点が並んだ。手を動かす前から多かった、ノウハウが入るインテリア提案のほうが勝てるという見立てにも実感が伴った。

共有
変わった

作ってみて、危機感と好機の高揚感が入り混じった

最後に寄せられた感想には、作っていかなければ取り残されるという危機感と、逆に好機だという高揚感が入り混じった。抽象的に話すのと作ってみるのとは違い、意外とできることと意外とできないことの両面が見え、作るのに夢中にならず立ち止まって考える必要にも目が向いた。

共有
持ち帰った

2つのノートブックを、自分のAPIキーで使い続けられる

セッションで使った2つのノートブックは各自のドライブにコピーしてあり、セッション用のキーが止まった後も、自分のAPIキーに差し替えれば使い続けられる。キーの取り方、Colabの使い方、使用量の確かめ方をまとめた準備ガイドもあり、最初は数十円から数百円、無料枠の範囲でも十分試せる。

共有
持ち帰った

人が目で見て判断する仕事を置き換える、続きの課題

終了後に取り組む課題も持ち帰った。セッションの再現、自社・自業界への置き換え、自分なりの挑戦づくりの3段で、戦略を考える道では人が目で見て判断している仕事を何に置き換えられるか、作る道では何を見せ、広すぎる範囲をどう絞り、画像をどこから取るかを考える。

共有
比べた

外に売る好機と、すぐ真似され値崩れする恐れを並べた

手を動かす前に、試作をめぐって割れる経営会議の筋書きを読んだ。大きな顧客に使ってもらえば新しい事業になるという期待と、競合もすぐ作れ、大手は自分で作り、基盤モデルの提供元が同じ機能を出せば事業ごと消えるという懸念を並べ、選ぶ材料にした。

共有
変わった

推す仕組みが、場所探しからノウハウの入る暮らし提案へ

追加開催では、手を動かす前は2つのうち場所探しの仕組みを推す声が目立った。動かした後は、自社のノウハウを注ぎ込める暮らし提案のほうが売りやすいという感覚が共有された。

共有
気づいた

顧客から預かるデータは強みだが、機密ゆえ売りにくい

手を動かした後の議論で、顧客から写真を預かれる関係は他社には作れないという強みと、誰かの機密であるがゆえに外へ売りにくくなる弱みが表裏だと分かった。機密性の低い地図のほうが売りやすい、という対比も浮かんだ。

共有
比べた

仕組みを売るか、知恵を売るか、人ごと送り込むかを並べた

動かした後の議論では、売り方そのものの選択肢が並んだ。システムとして売るのか、知恵を売るのか、相談役として売るのか、使いこなす人ごと送り込むのか。汎用の道具にするか、深く詳しい領域に絞るかも論点になった。

共有
気づいた

作れることより、先に使い込んで積み上げたものが差になる

動かした後の議論では、技術的に作れるかと誰が作るかは別だという見方や、試作は誰でも作れても半年使い込んだ会社は違うという見方が出た。蓄積したものを土台にする、という考えとも重なった。

共有
確かめた

どのAIを使うかは、速さと精度を測ってから決めていた

暮らし提案の仕組みでは、写真を読む役と考える役でAIを使い分けていた。最初に書かせたコードが遅すぎたため、モデルごとに画像を読む速さと精度を測るコードを書かせて比べたうえで選んだ、という舞台裏を全員で確かめた。

共有
変わった

他社への助言役から、自分の会社の当事者へ目を戻した

最後に、他人の会社だから好きに言えたことを、自分の会社や業界に置き換えた。社内のしがらみや知りすぎゆえの発想の限界、そう簡単には売れない現実を見つつ、挑戦しておかないと置いていかれるというもう一方の現実にも向き合った。

この回で語られた論点

31件
セッションで語られたことを、進行の順に並べています。 それぞれの論点から、その論点につないで書かれた記事をたどれます。

導入・テーマ

2件

テキストから物理世界へ(第4回の位置づけ)

セッション発言録 第4回・「導入・テーマ」の節

「初回は認知容量を超えていくという話、2回目は戦略をデザインする話、3回目は組織と暗黙知の話をしてきました。今日は物理世界を扱う ― 具体的には写真や地理のデータを扱います。物理世界はとても広いので、実際に手を動かして感じられて、かつ戦略にも反映できそうなテーマから着手します。」

まだ記事には登場していません。

簡単に作れる=他社も作れる、という表裏

セッション発言録 第4回・「導入・テーマ」の節

「これを使って新事業を簡単に作れそうだと思いつつ、でも新事業を作れるということは他の人にも作れるんじゃないか。他社に売れるということは、その社内でも作れるんじゃないか。結局そこへ行き当たるわけです。簡単になったからこそ有象無象が参入する世界になる。」

この論点が登場した記事 3件 →

導入・経営会議

1件

半年前の独自価値が、半年後には標準機能に

セッション発言録 第4回・「導入・経営会議」の節

「半年前・1年前には独自価値があってお客さんに喜んでもらえたものが、この半年でAnthropicやGemini、OpenAIが公式に出してきたり、先行する会社が標準の立場を取ってしまって、今更もう勝てなくなる。30年前にインターネットサービスを考えたとき『それAmazonやGoogleが作ったら負けるよね』と言っていたのと同じことが、いま起きる。」

この論点が登場した記事 6件 →

導入・テーマ(事前資料と同文)

1件

経験の蓄積差が、そろそろ分かれる

セッション発言録 第4回・「導入・テーマ(事前資料と同文)」の節

「これらの問いは、誰も経験したことのない変化ゆえに、誰も経験的な答えを持っていません。先例がない、地図がない中で、手探りで確かめながら進むしかない。ただ、LLMの登場からもうすぐ4年、この手探りの経験を蓄積してきた人と経験ゼロの人の差が、そろそろ分かれつつある頃ではないでしょうか。」

まだ記事には登場していません。

AIの進化地図

3件

「これは猫だ」から「この写真から考えられること」へ(VLM)

セッション発言録 第4回・「AIの進化地図」の節

「画像認識は昔からできました。CNNで、猫の写真を見て猫とラベルを付けることはできた。今日新しくできることは、これは猫だと分かる話ではなくて、LLMに目をつけたようなVLMが『この写真からこんなことが考えられる』と応える。認識することと考えることが、もう1セットになっているんです。」

この論点が登場した記事 1件 →

音声認識も同じ ― 思考がついた

セッション発言録 第4回・「AIの進化地図」の節

「音声認識も10年前からありました。でも当時のスマートスピーカーは、単純に言葉を単語に置き換えられただけで、思考はついていなかった。いまのマルチモーダルは、音声を吹き込んだ時点で文字起こしするだけでなく、そこからこういうことが考えられる、という脳がついている。」

この論点が登場した記事 5件 →

VLA ― 書かれた通りではなく、考えた通りに動く

セッション発言録 第4回・「AIの進化地図」の節

「昔からロボットはありましたが、あの世界は基本的にコンピューターに書かれた通りに自動制御していた。今やですね、考えた通りに動くということが可能になってきている ― これが大きな変化です。」

この論点が登場した記事 20件 →

Sense→Think→Act

2件

Sense→Think→Act はあらゆる業種に共通

セッション発言録 第4回・「Sense→Think→Act」の節

「参加者にロボットを作っている会社や自動運転の方ばかりではないと思うので、あらゆる分野で使える話として ― どんな世界でも現場を理解する、お客さんを理解する。そういうプロセスは無限にあります。毎日店が動き、オフィスが動き、工事が動いている。それを誰かが考えて、意思決定したものを現実世界に返していく。このSense・Think・Actの3段階自体は、あらゆる業種で共通に生じるものです。」

この論点が登場した記事 11件 →

ループの中に、人がどう入るか(Human-in-the-loop)

セッション発言録 第4回・「Sense→Think→Act」の節

「AIがどんどんループを回して動いていく世界になる。人間とAIが一対一で対話するのではなく、AIが回していく。でも回すこと自体に意味があるのではなく、その中に適切なタイミングで人間が入っていかなければいけない ― そこが大事です。」

この論点が登場した記事 7件 →

戦略への視座

2件

競争軸は「ループの回転速度」へ

セッション発言録 第4回・「戦略への視座」の節

「センス・シンク・アクトのループをどのくらい早く回せるのかが、もう勝負になってくる。競争優位の源泉が、今までとは違うところに移っていく。そしてデジタルとフィジカルをどう組み合わせればうまくいくのか ― 紙の上では分かるけれど、実際どんな姿になるかは作らない限り分からない。作って『この世界ならいける』と早めに見極められるかの勝負です。」

この論点が登場した記事 12件 →

現場に眠る映像・音声・図面が競争資産に(スライド)

セッション発言録 第4回・「戦略への視座」の節

「『データ優位』の定義が変わる。蓄積済みのテキストではなく、現場に眠る映像・音声・図面が競争資産になる。デジタルで出遅れた『現場を持つ企業』にこそ反撃の機会がある。製造・物流・医療・建設など、IT化しにくいとされた産業がAIの主戦場になり、モデルは共通化へ向かい、価値は独自データ×業務文脈の側に移る。」

この論点が登場した記事 18件 →

ストーリー(経営会議)

2件

チャットAIと「業務が回る仕組み」の段差

セッション発言録 第4回・「ストーリー(経営会議)」の節

「試作は数週間・数百万円で形になりました。数年前なら億単位・年単位の案件です。ただ正直に言えば、チャットAIに聞くだけの姿と、業務が回る仕組みとの間には、思った以上の段差がありました。そこを越えたものが、いま手元にあります。」

この論点が登場した記事 1件 →

「AIで作れるもの」の値段は下がり続ける

セッション発言録 第4回・「ストーリー(経営会議)」の節

「冷静に見よう。同じものは競合もすぐ作れるし、大手は結局、自分で作る道を選ぶだろう。買ってくれるとすれば中堅中小がひしめく業種か。だが1社いくらで売れて、何社取れる?『AIで作れるもの』の値段は、下がり続けているぞ。」

この論点が登場した記事 4件 →

ストーリー(問いの設定)

1件

4つの問い(作れるか・勝てるか・内製に勝るか・続くか)

セッション発言録 第4回・「ストーリー(問いの設定)」の節

「作れるか ― 参入に必要なものが何から何へ変わったか。勝てるか ― 優位の源泉はどこに移ったか。内製に勝るか ― 顧客が内製できる時代に、売り手として何を担うのか。続くか ― 一時的な優位と構造的な優位の分かれ目はどこか。どれも、この企業だけの話ではありません。」

この論点が登場した記事 6件 →

ストーリー解説

2件

生産性改善 → 独自価値 → 新事業の3段階

セッション発言録 第4回・「ストーリー解説」の節

「こういうものを作ると、最初はまず生産性改善です。残業しなくてよくなる。次のステップは、今までできなかったことができるという独自価値 ― コーディネーターが思いつかなかった組み合わせまで提案できる。3つ目のステップが、それを外販できるという話。両方ともあらゆる会社で使えるものなので、外販すれば、いまの会社の10倍の規模に成長する可能性だってある。」

この論点が登場した記事 2件 →

内製が商談の壁になっている

セッション発言録 第4回・「ストーリー解説」の節

「AIサービスを大手向けに『こんなのがあります』と持っていっても、特に大手企業ではいま、社内のAIサービスは全部Anthropicか OpenAIかで内製しよう、という話が始まっていて、その結論が出るまで買えないんだよね、という話にされてしまう。この内製が、いま商売の壁になっている。」

この論点が登場した記事 5件 →

ハンズオン①場所探し

3件

国土地理院の航空写真という選択(データ調達の実務)

セッション発言録 第4回・「ハンズオン①場所探し」の節

「この写真は国土地理院が日本全国のデータをタダで公開してくれているものです。Google Mapsでも同じことはできますが、まず有料であることと、商用利用がグレーであること。国土地理院はデータ取り放題なので、今回はこちらを使っています。更新はGoogleほど新しくはないですが、いずれにせよ無料でいくらでも使えます。」

まだ記事には登場していません。

軽量モデルの速さが「使えるか」を決める

セッション発言録 第4回・「ハンズオン①場所探し」の節

「1枚を見るのにほんの短時間で見ていますよね。軽量モデル(Flash-Lite)を使っているからです。重いモデルにすると1枚につき何十秒とかかる。でも、こういうディテールこそが、実際に使えるものになっているかどうかの肌触りになるわけです。」

この論点が登場した記事 3件 →

どこまで作れば実務で役に立つのか

セッション発言録 第4回・「ハンズオン①場所探し」の節

「最初の選び方次第で厳しく条件を取ってしまうと、うまく候補が選べないこともある。僕も30回繰り返したのに1か所しか条件に合わないと言っている。この辺がリアリティですよね ― どこまで作ればこのロケーションファインダーが役に立つのか、という。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン②暮らし提案

3件

人間が7時間かかる分量を、AIが読む

セッション発言録 第4回・「ハンズオン②暮らし提案」の節

「カタログは860点あって、1点あたり100文字ぐらいなので、全体で7万文字分。1点30秒で見ても7時間かかる分量です。これは人間が読める量を超えている。それをAIにさせてみましょう、という話です。」

まだ記事には登場していません。

画像を「読む」のは安い ― スケーラビリティの根拠

セッション発言録 第4回・「ハンズオン②暮らし提案」の節

「1回で70円ぐらいかかりますが、画像を書くところで70円中50円使っていて、画像を読むところは、あれだけ大量に読んでも5円だけなんですね。ビジネスとしてのスケーラビリティとして、大量の画像を読むのは実は結構安い。もっともっと大量の画像を読ませたって、ビジネスとして成り立つんだというところが見えてくる。」

まだ記事には登場していません。

モデル選定は測ってから決める

セッション発言録 第4回・「ハンズオン②暮らし提案」の節

「最初は適当に書かせて自分で実行してみて、ここは時間がかかりすぎたからテストしてみて、とお願いして、テスト用のコードを書かせて、いろんなモデルで画像読み込みのスピードと精度を全部測った。その上でFlash-Liteでも画像読み込みは十分クオリティが出ていて、速くて安いと判断して選んでいます。」

まだ記事には登場していません。

議論の中で

3件

2023年に1000万円で売れたものが、いまは売れない

セッション発言録 第4回・「議論の中で」の節

「同じようなものを2023年頃に『AIでこんなことができます』と外販していた覚えがあって、1000万円ぐらいで。当時はエンジニアリングとデザインが分かれば作れるけれど素人には作れないものだったので、その値段で売れたんです。今はもう作れてしまいますよね。もう売れない。」

まだ記事には登場していません。

AIは「ひっくり返す」発想を出してくれない

セッション発言録 第4回・「議論の中で」の節

「前提そのものをひっくり返すような発想は、AIと壁打ちしていても出てこない世界ですよね。AIは指示者にちゃんと追随するように作られている結果、そういう反転の発想は思いつきもしないし、提案もしてくれない。そこがある種、人間としての独自価値になる。」

まだ記事には登場していません。

作るのは大変、フィードバックは安くて効く

セッション発言録 第4回・「議論の中で」の節

「作るのはめちゃくちゃ大変で苦行です。一方でフィードバックを返すのは、その時間だけで済むので簡単だし、受け取った側にとってはとても価値がある。人にフィードバックを与えるのは生産性が高くて、短い時間で役に立てる楽しい時間なんです。だから早めに持っていくのが一番おすすめです。」

まだ記事には登場していません。

振り返り(参加者の感想への応答)

1件

感想が即座に反映される = リアルワールドへの接地

セッション発言録 第4回・「振り返り(参加者の感想への応答)」の節

「『皆さんの感想をもとに進化している感じがする』という声をいただきました。これがある種、リアルワールドへの接地なのかもしれないですよね。机上の設計は作れるけれど、実際に使っていただいて、感想をいただいて、それをもとに変わっていく。それがまさにループです。感想の集計自体が、ものすごく早くできるようになった分だけ。」

まだ記事には登場していません。

次回案内

1件

次回予告:第5回=戦略検討自体をAIで/第6回=戦略構想力の可視化(9/3更新)

セッション発言録 第4回・「次回案内」の節

「第5回は戦略をどう作るかをもっとディープに。小売業あたりを題材にすると取り組みやすいかなと。AIが当たり前になったときどんな戦略を考えるべきか、可能性は山ほどあるので、自分個人で考える段階、AIと対話的に深める段階、そして仕組みで100回でも200回でもアイデアを出させる段階を比べたい。第6回は、AIをどう使うかは人によって全然違うはずなのに、他の人がどう使うかは見えない ― 最初にどう問い、返ってきた反応にどうフィードバックを返して構想を磨くか。じっくり長文を書く人もいれば、短いサイクルで回す人もいる。隣の人が持っているAI戦略ノウハウをお互いに見える化できたら面白い。10分間の壁打ちを折れ線グラフで可視化して、スパート型か長距離ランナー型か、どこに良いものへたどり着くノウハウがあるのかを見られたらと構想しています。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン①(手元のAIで試す)

1件

素のチャットAIは「誰も知らない穴場」を出せない(9/3追加)

セッション発言録 第4回・「ハンズオン①(手元のAIで試す)」の節

「手元のAIに聞くと、ある程度ストーリー立てて考えて提案してくれます。とはいえ、基本的にはテキストで考えているので、インターネット上にあるあらゆるテキストを読んだ上で考えている。だから誰も知らない穴場までは提案してこないんです。誰かがブログに書いているような、ある程度有名なものが提案されてくる。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン①ロケーションファインダー

1件

一度の指示文で作れるものと、完成度の段差(9/3追加)

セッション発言録 第4回・「ハンズオン①ロケーションファインダー」の節

「こんなことは昔は絶対にできなかった。何千万円、何億円かけても開発できなかったことが、ほんの数週間でできる。ただしこれを作るには、AIにどう認識させるか、どうズームさせるか、裏側で相当な工夫をしています。皆さんがさっき手元で一回の指示文で作ったものが、同じレベルに一日でたどり着けるわけではない。その難しさは、続きを作ろうとすると気づいていただけると思います。」

まだ記事には登場していません。

議論の中で

1件

誰でも作れるように見えて、誰も売りに行かない(9/3追加)

セッション発言録 第4回・「議論の中で」の節

「誰でも作れるように見えて、実際に値段をつけて営業してやろうというところまで挑戦する会社がどこも出てこないのであれば、最初にやったもの勝ちかもしれない。インターネットも、今から思えば誰でも作れたと言うけれど、結局アマゾンを作ろうと思ったのはジェフ・ベゾスだけだった。徹底してやり切ったからこそ、というものかもしれません。」

まだ記事には登場していません。

手を動かした後の議論

1件

独自データと、顧客との関係性(9/3追加)

セッション発言録 第4回・「手を動かした後の議論」の節

「地図のほうはオープンデータなので誰でもできる。でも暮らし提案のほうは、顧客からデータをいただけるという関係性があるからこそ、他社にはできないものができる。独自データかどうかという観点がありますね。一方で、独自情報があるがゆえに ― 誰かにとっての機密情報だと ― 売りにくくなるという面もある。」

この論点が登場した記事 3件 →
開催の一覧は 開催履歴から。
映写資料・サンプルコード・録画は参加登録者にお送りしています。