三菱電機のAI戦略電機・半導体
コアコンポーネントにAI・デジタル技術を融合し、顧客課題を解決する製品を提供する方針です。報道では、ヒューマノイドと工作機械が連携する加工システムの開発や、空調保守を支援するAIエージェントの試用が出ています。
三菱電機のAIの取り組みについて、集めた報道と会社自身の発表を新しい順に積み上げたページです。報道と発表を分けて示し、同業の動きと並べて読めます。
最近の報道と発表から
このライブラリーが集めた報道と、会社自身の発表(有価証券報告書・決算説明などの資料と、発表・リリース)から、三菱電機のAIの取り組みを新しい順に並べています。網羅しているわけではありません。報道は報道機関の記事で、会社が発表していない内容も含まれます。報道の行は、記事の本文からAIが取り出したその会社の動きです。日付は報道日・資料の日付です。
同業と並べる電機・半導体・8社
同じ業界で、会社自身の資料にAIの取り組みが書かれている会社を並べ、テーマごとの数を比べています。
数は、各社が出した資料(有価証券報告書・統合報告書・決算説明資料など)の中で、AIの取り組みを書いた文の数です。並べた8社の資料は2019年9月〜2026年11月のもの(合わせて29本・436件)。
| 会社 | 製品・サービスへの組み込み | 製造・現場・物流 | 社内業務の効率化 | 人材・組織・体制 | AI基盤・データ・計算資源 | 新規事業・収益化 | 投資・提携・買収 | 研究開発・設計 | ガバナンス・リスク管理 | 顧客接点・営業 | 合計 | 最新 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 三菱電機国内 | 5 | 4 | 6 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 23 | 6月19日 | ||
| 日立製作所国内 | 19 | 31 | 19 | 17 | 7 | 14 | 11 | 9 | 4 | 5 | 136 | 11月3日 |
| AMD海外 | 43 | 1 | 8 | 7 | 1 | 15 | 2 | 1 | 78 | 11月4日 | ||
| NVIDIA海外 | 35 | 1 | 1 | 4 | 14 | 4 | 4 | 2 | 3 | 68 | 2月25日 | |
| パナソニック ホールディングス国内 | 7 | 9 | 11 | 6 | 3 | 3 | 1 | 2 | 3 | 2 | 47 | 6月19日 |
| Broadcom海外 | 23 | 1 | 2 | 2 | 8 | 1 | 2 | 39 | 9月2日 | |||
| ソニーグループ国内 | 10 | 1 | 1 | 1 | 2 | 5 | 2 | 1 | 23 | 6月18日 | ||
| キオクシアホールディングス国内 | 10 | 7 | 1 | 4 | 22 | 6月24日 |
数は、会社自身の資料からAIに関わる文として取り出した数です(テーマ・段階は文からの判定)。資料の出し方・頻度は会社によって違います。
集めたニュースでの登場週ごと・2026年5月11日〜2026年11月7日
このライブラリーが毎朝集めているニュースのうち、社名が出た記事の数です。世の中の報道の総量ではありません。並べた会社は「同業と並べる」の表と同じ会社(7社)です。棒の高さは会社ごとの目盛りで、推移の形を比べられます(「同じ目盛り」に切り替えると、数の差が見えます)。
会社自身の発表の記録新しい順・23件
三菱電機自身の資料(有価証券報告書・決算説明など)から、AIに関わる文をそのまま引いています。色の札は「何を変えるか」、点線の札は「どこまで来たか」で、どちらも文からの判定です(会社がそう名乗っているわけではありません)。
「具体的には、現場ナレッジとAI・デジタルの掛け合わせでコンポーネントを強化するとともに、保守・サービスを通じて得られるお客様の運用データと、デジタル基盤「Serendie」を活用し、お客様の課題を解決する新たな製品・ソリューションを提供し続ける事業モデルを一層具現化していきます。」
「DX・AI活用による徹底的な業務変革等により費用構造の見直しを強力に進めていきます。」
「コアコンポーネントにAI・デジタル技術を融合させることで、未来の“ものづくり”と“快適な移動”を支える新たな価値を創出します。」
「•設計製造を含めた社内業務プロセスの高度化、効率化 •イノベーションスピードの加速によるSerendie関連事業拡大への貢献」
「イノべ―ティブカンパニーへの変革に不可欠なDX・AX(AIトランスフォーメーション)人財の強化」
「全ての業務プロセスをAIで効率化・高度化するAIドリブン経営の実現」
「「グリーン byサーキュラー」では、カーボンリサイクルのためのCO2の回収・貯留・有効利用(CCUS)、プラスチックリサイクルといった資源循環を中心とする研究開発を推進します。例えばCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization:二酸化炭素の回収・有効利用)システムの社会実装に向けたCO2回収・資源化技術、一酸化炭素(CO)を生成するケミカルループ方式CO 2還元技術や、AIを使った混合プラスチック片のスマート静電選別技術など、炭素の循…」
「これらのグリーン関連領域における事業の創出と拡大に向けて、グリーン関連の研究開発投資を2024年度から開始しており、2030年度までの7ヵ年で約9,000億円*の投資を予定しています。」
「このような中、三菱電機グループでは、三菱電機グループ倫理ポリシーを掲げ、AIのリスクに応じて経営層や社外有識者を交えて利活用手法のリスク評価を実施する体制を導入しました。」
「三菱電機グループは関係機関との情報交換を密に実施しながら、AIを防御に活用する取組みを含め、高度な攻撃に対応する体制の構築と、対応能力の強化を進めていきます。」
ほかの13件を見る
「これら内部リスクの多くは人財等のリソース不足により引き起こされると考えていますが、その対応として、ビジネスとリソースのギャップや事業環境から無理やひずみが生じている等、内部リスクが顕在化しやすい拠点について、コーポレート部門や事業部門とのコミュニケーションを通じて予防対処に取り組むと共に、DXとAIを活用した業務改革、デジタル技術活用による生産性向上の徹底を通じたリスク制御に取り組んでいます。」
「運転中のドライバーのわき見や居眠りを検知するドライバーモニタリングシステムの映像から取得した脈拍数・目の動きと、車両制御情報を組み合わせてAIで解析し、運転中のドライバーの飲酒状態を高精度に推定する技術を開発しました。」
「技術の改良や評価検証を進め、欧米での法規・アセスメント化に合わせ2026年以降の実用化を目指します。」
「国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で、FA業界で初めて *13、サーボシステムのパラメーター調整にかかる動作回数を大幅に削減するAI技術を開発しました。サーボシステムから取得した産業機械の物理モデルをベイズ最適化*14に活用することで、サーボシステムのパラメーター調整回数を90%削減し、調整時間の大幅な短縮を実現しました。」
「生成AIを活用した社内技術文書検索システムを開発しました。RAG *17を基盤とした検索プラットフォームを、設計・製造・保守などものづくり領域の業務に展開することによって、社内に分散する技術文書や開発ノウハウを横断的に活用可能としました。」
「Serendie関連事業への対応力強化と情報システム・サービス事業の持続的成長を図ると共に、AI活用や業務プロセスにおけるDXを強力に推進していきます。」
「三菱電機グループは、リスクマネジメント・経済安全保障担当執行役(CRO)を委員長とする「リスクマネジメント・コンプライアンス委員会」を設置し、大規模災害などの従来型リスクへの対応にとどまらず、経済安全保障、AI等の技術革新、サステナビリティなどの分野における新たなリスクに対する探索と備えも含めて経営判断する体制を構築しています。」
「CO2を還元して資源として活用可能な一酸化炭素(CO)を生成するケミカルループ方式CO2還元技術や、AIを使った混合プラスチック片のスマート静電選別技術など、炭素の循環利用実現に貢献します。」
「一方、AIなどの技術革新によりデータが価値を創出する機会が飛躍的に高まっていることから、その活用を促進すべく、「データ活用宣言」を制定するとともに、全社横断でのデータ活用の体制・仕組みづくりにより「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革を加速します。」
「DXとAIを活用した業務改革、デジタル技術活用による生産性向上の徹底を通じたリスク制御に取り組んでいます。」
「薬学データベース、患者の属性情報、処方実績、指導履歴などをもとに、生成AIが患者ごとに最適な服薬指導のポイントを提案するアシスタントサービスを開発しました。薬剤師は提案されたポイントを参考に患者と対話することで、的確な服薬指導が可能になります。」
「決定木アンサンブルモデル*31を対象とした「AIの動作を短時間で漏れなく検証する技術」を開発しました。AIに入力するデータの範囲を再帰的に分割して検証することで、網羅検証における従来の手法と比べて数十~数百倍高 速*32に検証できることを確認しました。」
「ものづくり業務へのAI活用を推進するため、現場での実用化を目指したコア技術の性能向上、前後処理や学習 データのクレンジングによる精度向上などの技術開発を行いました。これによりマシンラーニング、ディープラー ニングなどの「データ駆動型AI」、数理最適化や統計モデルベース最適化などの「数理探索型AI」、生成AIを始め とする自然言語処理やデータ関連付けを行うオントロジーなどの「論理知識型AI」等のAIソリューション群を、製」
報道の要点新しい順・6件
集めた記事の本文から、三菱電機自身のAIに関わる動きを、AIが取り出したものです(人は確かめていません)。同じ動きを伝えた記事は1つにまとめ、日付は最初に伝えた記事の日です。括弧の中は、実際に動いた子会社です。札は発表の記録と同じく、本文からの判定です。
このライブラリーの読み解き3本
毎朝の読み解き(タブ「今日」)で三菱電機を取り上げた日です。
読み解きを読む
セッションでは、戦略とは独自価値や競争優位性、模倣困難性といったモートをどう作るかを考えることであり、そのゲームのルール自体がAIで書き換わっていくと語られていました。三菱電機と鴻海の提携は、自前主義を超えて製造力と技術力を融合させ、EV市場で新たなモートを再構築しようとする動きとも解釈できます。外部との協業を通じて競争優位の源泉をどこに置くのか、産業構造の転換期における戦略の再定義が問われています。
読み解きを読む
セッションでは、販売経路だけをデジタル化した会社は消え、前提が変わったところで全く別のモデルを作った会社が勝ったと語られていました。電動化やデジタル化が進む自動車業界において、今回の異業種による共同運営は、既存のサプライチェーンをなぞるだけでは生き残れないという危機感の表れとも捉えられます。技術の転換期には、自社の勝ち筋だった前提そのものを疑い、新たな枠組みを組むことが求められているのかもしれません。
読み解きを読む
今回のニュースは、AIが「調べておいて」でチームとして動く半自動・連携型、さらには人間が落とした情報をAIが拾って整理し続ける黒子型へと進化する過程を示唆しています。三菱電機の事例は、AIが顧客からの不具合報告に基づいた情報提示や報告書作成支援を行うことで、業務の属人化を解消し、組織全体の生産性と品質向上に貢献する戦略的な転換点となり得ます。これは、AIが単なるツールではなく、自律的に業務を遂行し、競争優位を確立するエージェンティックAIへの移行を加速させる動きと捉えられます。
つながり
集めた記事で一緒に名前が出たものと、同じ業界の会社です。課題の種は、AIが書いた挑戦案です(実際の事例ではありません)。
このページについて
- 作り方
- 会社自身の資料(有価証券報告書・決算説明など)からAIに関わる文を自動で取り出し、毎朝集めるニュースの社名の出方と合わせて積んでいます。集めた範囲の記録で、会社の方針のすべてではありません。人は内容を確かめていません。
- 報道と発表
- 出典が会社自身(資料・ニュースリリース・公式サイト)なら「発表」、それ以外の媒体なら「報道」の札を付けています。報道には、会社が発表していない内容(取材による報道・観測記事)も含まれます。
- 報道の要点
- 集めた記事の本文から、その会社自身のAIに関わる動きをAIが取り出したものです。記事が別の会社の話と判定されたときは、この会社の記事(最近の記事・登場の推移・つながり)に数えていません。
- 札
- 「何を変えるか」「どこまで来たか」「テーマ」は、文からの判定です。
- 同業
- 同じ業界で、会社自身の資料にAIの取り組みが書かれている会社が3社以上あるときだけ並べます。3社に満たないときは、同じくくり(製造業・金融など)の会社を足して並べます。
- 日付と更新
- 日付は報道日・資料の日付。毎朝更新、最終更新 2026年11月7日。
- このライブラリー
- AI戦略ライブラリーは、AI戦略実践プロジェクトの一環で作っています。 プロジェクトは、事業を動かす方々がAIを前提にした戦略を実際に作り・動かす実践の場で、月1回のセッションがあります(参加費とお申し込み)。 ほかの会社は戦略の棚から。