暗黙知/形式知
暗黙知は、経験・勘・コツなど本人も言葉にしにくい知。形式知は、文章や手順に書き出された知。組織の力は、この暗黙知をどれだけ表に出し(表出化)、共有・活用できるかに左右されます。
暗黙知は、職人の勘やコツのように本人も言葉にしにくい知識で、形式知は、文章やマニュアルとして書き出された知識です。ベテランの手さばきは見て覚えるしかなくても、手順書にすれば誰でも読めます。暗黙知を言葉や型にして表に出すことを表出化といい、これが進むほど組織で共有し、活用しやすくなります。熟練者の技能を工場のロボットに伝える話や、実験作業をAIで自動化する話で出てきます。
集めたAIニュースでの登場2026年6月19日〜2026年10月25日・24本
このライブラリーが毎朝集めているニュースのうち、この言葉が出た記事の数です。世の中の報道の総量ではありません。
ニュースでの使われ方
工場や研究現場でのAI・ロボット活用の記事で使われています。最近は、三菱電機や日立のフィジカルAI、第一三共のエージェンティックAIによる実験自動化の記事に出ています。
最近の動きを追うなら10本
この言葉が出た最近の記事です(新しい順。同じ媒体の記事が並びすぎないようにしています)。
ほかの5本を見る
毎朝の読み解きで取り上げた日新しい順
読み解きを読む
第3回のセッションで、日々の業務ログの端々からAIが本人の思考の癖や適性を推し量り、人材配置や評価の材料が得られる変化に触れました。Microsoftによるメールや会議記録の学習と管理者検索機能の導入は、対話の蓄積から浮かぶ個人の暗黙知が、組織の統制や監査の対象として本格的に扱われ始めた現実を映しています。
読み解きを読む
第3回のセッションで、人間が落とした情報をAIが拾って整理を進め、人間とAIがそれぞれチームで協働する世界が訪れると描かれました。SharePointの新たなAI機能による組織コンテンツの構造化は、人間チームの暗黙知や成果物をAIチームが正確に認識し活用するための土台作りと言えます。単なる業務効率化を超え、社内の知識資産をAIエージェントの協働基盤へ転換できるかが、今後の組織競争力を左右する鍵になりそうです。
読み解きを読む
セッションでは、暗黙知を表に出す工程が人手に依存していたために知識創造経営が回りきらなかった、という課題が語られていました。非IT部門が主導して2万件もの知見をデータ化したMUFGの事例は、まさにこのボトルネックを技術で打破する実践と言えます。形式知化の主役を現場に移し、知識創造の循環を現場起点で回す体制を築けるかが、今後の組織的な競争優位を左右する論点になりそうです。
読み解きを読む
セッションでは、暗黙知を表に出す工程が人手に依存していたために知識創造経営が回りきらなかったと語られていました。専門部門が長年培った知識をAIに移植する試みは、単なる効率化を超え、組織の暗黙知を形式知化して次世代基盤へと昇華させる本質的な転換と言えます。知識の循環をAIで加速させることが、金融サービス全体の競争優位をどう再定義していくのかが問われています。
読み解きを読む
セッションでは「人間とAIがそれぞれチームで協働する世界」が語られていましたが、このニュースはAIが人間チームの協働を支援する具体的な一歩を示します。AIが変更履歴を整理し、特定の変更を可視化することで、人間同士の形式知・暗黙知の共有プロセスを効率化します。これは、AIが人間が落とした情報を拾って整理を進める役割を担い、人間チームの生産性と意思決定の質を高める戦略的な転換点と言えるでしょう。
読み解きを読む
今回のニュースは、AIがユーザーの文脈や好みを記憶し、異なるAI間で共有することで、人間チームとAIチームの協働をさらに深化させる可能性を示唆します。セッションで語られた「AIもそれぞれ役割や知識を持ってお互いに協働・意見交換し、人間が落とした情報を拾って整理を進める」という未来像において、AIが自律的に情報を統合・活用する基盤が強化されることで、組織全体の知識共有と業務効率が飛躍的に向上する戦略的転換点となり得ます。これは、人間とAIがそれぞれの形式知・暗黙知を持ち寄り、協働する新たな働き方を加速させるでしょう。
読み解きを読む
セッションでは、AIの使い方が「対話・指示待ち型」から「調べておいて」でAIがチームで動く「半自動・連携型」へ、さらに人間が落とした情報をAIが拾って整理し続ける「黒子型」へと進化すると語られていました。今回のNECのAIエージェントは、組織内の暗黙知を抽出し業務を自動化することで、まさにこの「黒子型」AIの実現を加速し、企業のデジタル業務変革を推進する戦略的転換点となり得ます。これにより、企業はAIを単なるツールとしてではなく、自律的に機能するチームの一員として活用し、競争優位性を確立する段階へと進むでしょう。
この言葉が多く出る出来事の流れ
同じ出来事の続報を束ねた「出来事の流れ」のうち、この言葉が出た記事の多いものです。
もっと知るなら、見ておく会社と道具
集めた記事で、この言葉と一緒に名前が出た回数の多い会社と道具です。
種に出たところ
戦略の種 2件
課題の種 32件
- 仕入れ値の改定通知が届いた当日に、店長が原価と差し替え案を手に本部と話せる2026年11月1日
- 運転手がいなくなっても地域の足に残る仕事は何か、営業所の言葉で決める2026年10月26日
- 研究者の暗黙知に依存した研究投資を、発見の再現性を軸にした評価へ転換する2026年10月8日
- 海の危険度を示すベテランの暗黙知を、経験が浅い店番でも即座に共有できるようにする2026年10月4日
- 自社専用の知恵を形式知化し、新機能の波が来ても埋もれない強みへ育てる2026年10月3日
セッションで語られたこと
セッションの発言録で、この言葉が出てくる場面です。
セッションの体験6件
AI戦略実践プロジェクトのセッションで、参加した方々が実際に動かした・確かめた・気づいた・持ち帰ったことのうち、この言葉に関わるものです。
このページについて
- 説明の出どころ
- AI戦略実践プロジェクトの用語集(セッションで出てくる言葉をまとめたもの)。説明の文はそこから写していて、このページでは書き足していません。
- 数え方
- このライブラリーが毎朝集めたニュースの見出しと要約に、この言葉(近い言い方を含む)や会社の名前が出た記事を数えています。同じ記事は1回だけ数えます。
- このライブラリー
- AI戦略ライブラリーは、AI戦略実践プロジェクトの一環で作っています。 プロジェクトは、事業を動かす方々がAIを前提にした戦略を実際に作り・動かす実践の場で、月1回のセッションがあります(参加費とお申し込み)。 ほかの言葉は用語集から。