AI戦略実践プロジェクトライブラリー
第6回

AI対話と企業の命運 ── 答えのない問いをAI対話で解く力は、個人と企業の命運をどう分けるか

開催 10/20 体験 20件 論点 25件 [1C] 人間の可能域の拡張/[2C] 組織学習と人材育成の統合/[2E] 事業戦略と組織戦略の共転換
全員が同じ強さのAIを相手に同じ問いで対話し、その深まりを1往復ごとに点数化して並べて比べた回。内部の仕組みだけが違う3社の5年後を描き、AI対話の力が個人にとどまるか組織に広がるかが、企業の競争力をどう分けるかまでを考えた。
論点は、登壇者(栗山)のセッション中の発言です。体験は、参加者の皆さんが全体としてしたことのまとめで、個々の参加者の発言やチャットの入力は含みません。

セッションの体験

20件
参加者の皆さんが全体として、何を動かし、何を確かめ、何を比べ、何を作り、 何を持ち帰ったかを、ひとつずつの要素にしています。毎朝の読み解きは、論点と並べてこの体験にもつないで書かれています。
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動かした

同じ問いに、全員が同じAIと対話して伸び方を並べた

答えのない経営の問いに、参加者全員が同じ強さのAIを相手に短い時間ずつ対話し、会話が生んだ価値をAIが1往復ごとに数えて、全員の伸び方を一枚に並べた。比べる基準は、AIに「もっと考えて」と2回頼んだだけの会話に置いた。

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比べた

差は最初の指示より、その後の問い返しで開いた

全員の対話を分析すると、結果に効いていたのは最初の指示文より、その後に投げた問いのほうだった。AIだけに考え続けさせた答えと人の答えの散らばりは同じくらいだったが、AIだけの水準を突き抜けた人も一定数いた。

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比べた

上手な人でも1回の入力は50〜100字。差は長さでなく中身

点を伸ばした人たちでも、1回に書いたのは50〜100字ほどだった。差を生んだのは長さではなく、その数十字で方向を持ち込む、見方を振る、トレードオフを突きつけるといった問いの立て方だった。

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変わった

上手な人の進め方を声で聞いた2回目、多くの人が伸びた

1回目のあと、点を伸ばした人の進め方を言葉で聞いてから2回目に臨むと、多くの人が伸びた。画面の記録を見るだけでは分からない勘所が、声で聞くことで伝わった。

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比べた

人がAIと対話すれば差が出る、その力は学んで伸ばせる ―― ほぼ全員の見立て

始める前に見立てを聞くと、「AIだけに考えさせるのと、人がAIと対話するのとでは結論に差が出る」「AIと対話する力は人から学んで伸ばせる」は、ほぼ全員が同じ見方だった。「AIを使うと皆の答えは似通うか」「差は最初の指示で決まるか」は半々に割れた。

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比べた

AI時代の戦略の分かれ道で、直感は大きく割れた

今の事業を磨くか別の土俵を作るか、全員の底上げか尖りを作るか、型にして広げるか個人の技として磨くか ―― AI時代の戦略の分かれ道を直感で選んでもらうと、ほとんどの軸で答えは大きく割れた。偏ったのは「AIに任せて多く速く試す」側だけだった。

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比べた

自社のAIとの付き合い方を3つの型で選ぶと、「AIの答えをそのまま使う会社」はゼロ

AIとの付き合い方を、組織で問いを深め続ける会社、AIと深く考える数人に閉じる会社、AIの答えをそのまま使う会社の3つに分けて、自社に近いものを選んでもらうと、前の2つが多く、3つ目を選んだ人はいなかった。

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作った

対話の差が、数年後の会社の明暗をどう分けるかを描かせた

セッションでの全員の対話の傾向を会社の縮図として読み込み、自社の業界・規模・社風を入れて、学び合う会社、一部の人に閉じる会社、AIに任せる会社で社員が数年でどう変わるかをAIに描かせた。学び合う会社では方向を持ち込めなかった人も伸び、AIに任せる会社では考えたい人から去っていった。

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持ち帰った

社内で同じ体験を60分で回す台本と4つの指示文

社内でColabや外部のAIサービスが使えなくても、手元のAIだけで同じことを回せる台本と4つの指示文を持ち帰った。各自がAIと対話して振り返りカードにまとめ、幹事が名前や順位を出さずに読み合わせ資料にし、最後に自社の数年後を描く。

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持ち帰った

対話を記録・採点するノートブックと、集計のノートブック

セッションとほぼ同じ画面をColab上に再現する対話用のノートブックと、全員の記録から点のばらつきや効いた問いかけの型をまとめる集計用のノートブックも持ち帰った。費用は1人5円ほど、集計は4円ほどで、コピーして社内で配ってよい。

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持ち帰った

採点の仕組みそのものを、無料のチャットAIに作らせる

対話を採点する仕組みそのものを、手元のAIに段階を追って作らせる長い指示文も配られた。ChatGPT・Gemini・Claudeの無料版に貼ると、どれも数百行のコードをすぐに書き始めた。

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気づいた

点数を付けると、人は点数に向けて動く

対話に点数を付けると、AIの答えを読み切らずに次々と送るほうが点が伸びる面があった。点を目指す動きが、本当にAIから良い答えを引き出す動きと同じとは限らない。評価の物差しを入れた瞬間に人の動きが変わることを、全員が身をもって経験した。

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変わった

他の人の対話と並べると、自分の癖が分かる

他の人のAIとの対話と自分のものを並べて見たことで、視点の違いと自分の癖が分かった、という受け止めが多かった。一人でAIと壁打ちしているだけでは今日のような発見は出にくく、AIとの対話は狭いところに入り込みやすい、という気づきも寄せられた。

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作った

AIを全社に配っても戦略が強くならない理由と打ち手を詰めた

1回目の対話では、全社員にAIを配り、社内資料を読み込ませた自社のAIも作ったのに、計画が整いすぎて過去の延長に並ぶ会社を想定した。経営陣の立場で、なぜそうなるのか、自社らしい戦略を出し続けるには何を変えるか、来月から何をするかを詰めた。

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作った

「全部やる」を捨て、自社が張る戦略の軸を1〜2本に絞った

2回目の対話では、AI時代の戦略の分かれ道から自社の勝負を分ける軸を1〜2本選び、どちらに張るか、張らない側で何を失うか、二者択一でない掛け合わせは可能かを、AIと対話して詰めた。

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比べた

早く高みに届く進め方と、後から追い上げる進め方に分かれた

2回目の全員の点の推移を並べると、早めに点を上げて高い位置を保つ進め方と、出だしは低くても後から追いつく進め方が見えた。答えのない問いへのたどり着き方は、一通りではなかった。

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気づいた

全員の一手を型で分けると、受け取るだけの人もいた

一回一回の入力を、方向を持ち込む、粘って深める、選んで整える、受け取る、の型でAIに診断させ、全員分の割合を見ると、方向を持ち込むことが多い人から受け取ることが多い人まで、ばらつきがあった。多くの会社にもありそうな分布だった。

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気づいた

うまい人の勘所は、さりげない一言の違いにあった

点が伸びた進め方を聞き比べると、違いは目立つ手法より、問いのさりげない一言の向きにあり、それがAIに何を考えさせるかを変えていた。AIから考えを引き出す勘所は、手順書にして人に教えるのが簡単ではない。

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気づいた

組織の将来像も、受け止められる会社でなければ生きない

振り返りでは、数年後の会社の姿を描かせる試みは建設的な議論の材料になるが、それを受け入れられる会社と受け入れられない会社があり、そこが分かれ道かもしれない、という見方が寄せられた。AIに頼りすぎる社員と考える力を案じる声も並んだ。

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持ち帰った

学び合う仕組みを、人事評価と予算の議論に載せる手順

セッション後の挑戦として、自社の組織の型を実際の会議の場面3つから言う、戦略の分かれ道を部署の数人に聞いて張る軸を絞る、考えた過程を持ち寄る・誰の案でも称える・上手い人が後進を見る、のどれかを次の評価期や予算に載せる、という手順を持ち帰った。

この回で語られた論点

25件
セッションで語られたことを、進行の順に並べています。 それぞれの論点から、その論点につないで書かれた記事をたどれます。

導入・テーマ

1件

AIの使い方は「答えのある作業」と「答えのない問い」に分かれた

セッション発言録 第6回・「導入・テーマ」の節

「AIの使い方として、答えがある作業に近いものを大量にこなしていくという用途と、作業ではなく、答えがないところの答えを探っていかなくちゃいけないという用途に、大きく分かれてきたんだろうなと思っています。今日はどちらかというと、答えのない問いを解く側にフォーカスしたい。」

この論点が登場した記事 1件 →

導入・この1か月の技術動向

1件

賢いモデルの進化と、安いモデルの価格破壊が同時に進む

セッション発言録 第6回・「導入・この1か月の技術動向」の節

「最上位のモデルがものすごく賢くなったという話がある一方で、あまり大きなニュースにはならないけれど、GPT-6 Lunaが100万トークンあたり0.1ドルというものすごく安い価格で提供され出して、対抗してAnthropicもClaude Haiku 5.5を同じくらいの価格で出してきた。相当大量のデータを処理できるようになってきた、ということもこの1か月の大きな技術的ニュースです。」

まだ記事には登場していません。

出発点・問題意識

4件

全員の手元に賢いAIがあるのに、戦略構想はレベルアップしていない

セッション発言録 第6回・「出発点・問題意識」の節

「20ドルか30ドル払えば最上位のモデルも使える。昔だったら何千万円も払ってコンサルタントを雇わないと手に入らなかった頭脳が、もう皆の手元にある。ある種フェアな競争のように見えて、でも多くの企業の経営陣と話していて、AI時代の未来展望が見えているかというと全然見えていない。めちゃくちゃ賢いAIを皆持っているはずなのに、それによって戦略構想がものすごくレベルアップしているようにはあまり感じられない。」

この論点が登場した記事 1件 →

見た目は完璧、でも表面的で横滑りしている

セッション発言録 第6回・「出発点・問題意識」の節

「見た目はものすごく綺麗になっていて、完璧な資料が出てきている。でも、それはどうも表面的で横滑りしていて、企業の競争力につながっていない。それをどう乗り越えていくことが可能なのか。それこそがAI時代の企業の命運に、実は大きく関わっているんじゃないか。」

まだ記事には登場していません。

差は頭の良さでも情報処理力でもない

セッション発言録 第6回・「出発点・問題意識」の節

「そもそも我々の脳とAIを紐付けながら、本当に考えていけるのかというところに大きな課題感がある。しかも、それがどうも相当に個人差がある。単純に頭がいいだけでもなく、情報処理力というわけでもなく、経験なのか ― 今までよくわからなかった差が、どうもつきつつある時代なんだろうと思っています。」

まだ記事には登場していません。

資料作りはフラットになり、差は別のところで積み上がる

セッション発言録 第6回・「出発点・問題意識」の節

「第5回では、昔なら数千万円払って買っていたような資料が1回70円、100円で手に入ってしまうという話をした。そこはもう完全にフラットになって、でも別のところでものすごい差がどうも生まれていくんじゃないか。それが1日、1週間、1か月、1年、2年と経っていくと、その差はどんどん蓄積していく。何年か経ったあとに、相当取り返しのつかない差がつくんじゃないか。」

まだ記事には登場していません。

本日のストーリー

1件

自社版AIはどこの会社も作りたがるが、差がなくなっていく

セッション発言録 第6回・「本日のストーリー」の節

「自社版AIというのはどこの会社も作りたがるんですよね。自社独自のノウハウを載せたいとどこの会社もおっしゃるわけですけど、それができたところで、みんながAIに従っていき、AIの案になっていく。そして他社も結局同じものを使えてしまうので、他社と差異のないものになっていく。」

まだ記事には登場していません。

ウォーミングアップ

4件

4つの賭け(横並び・AI任せ・初手・学習)

セッション発言録 第6回・「ウォーミングアップ」の節

「横並び:AIがなかった頃と比べて、AIを使うと皆の答えは似通うのか。AI任せ:AIだけで考え続けさせる結論と、人がAIと対話してたどり着く結論に大差はないのか。初手:差は最初の指示文で決まるのか、その後の更問いで決まるのか。学習:AI対話の力は、人から学んで伸ばせるのか。」

まだ記事には登場していません。

6つの対立軸 ― AI時代の企業戦略の分かれ道

セッション発言録 第6回・「ウォーミングアップ」の節

「今の事業をAIで磨き込むか、AIで別の土俵を作るか。誰もが使えるAIと公開の情報で速く広くか、自分たちにしかない現場・データ・関係で深くか。AIに任せて多く速く試すか、人が熟考して少なく深く決めるか。全員の底上げか、尖りを作るか。自分で手を動かしAIを使い倒すか、人を動かしAIを使う組織を作るか。型にして広げるか、個人の技として磨くか。」

まだ記事には登場していません。

A社・B社・C社 ― 判断の根拠がどこにあるか

セッション発言録 第6回・「ウォーミングアップ」の節

「A社は、組織として問いの深さを上げ続ける仕組みと文化があり、判断の根拠は『どう考え、構想が動いたか』。B社は、AIと深く考える人が数人いてスーパースター扱いされるが、洞察がその人たちの中に閉じていて、根拠が人に張り付く ―『あの人が言った』。C社は、AIの答えをそのまま採用した整った資料が会議を埋め、根拠が人から消える ―『AIがそう言った』。」

まだ記事には登場していません。

自分もC社になりかけている

セッション発言録 第6回・「ウォーミングアップ」の節

「僕の周りではもう最近ちょっとCになりかけている。特に最上位のモデルに資料を作らせると、もう最初から圧倒的な出来のものが出てくるので、それをどう読み取るかに、だんだん仕事が移っていっているということも感じます。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン①対話アリーナ

2件

基準線は「AIにもっと考えてと2回頼んだ会話」

セッション発言録 第6回・「ハンズオン①対話アリーナ」の節

「真ん中の線というのは、AIに何回か『もっと考えて、もっと考えて』とAIだけでやらせた線です。AIにごり押しさせて考えたらこの線だ、というので、これを超えていると、何かしら人間ならではのものがさらに加わっているだろう、という線です。」

まだ記事には登場していません。

AIに多く考えさせるほど点が伸びる、でも人間はそのスピードで理解できるか

セッション発言録 第6回・「ハンズオン①対話アリーナ」の節

「これはAIと人間の対話全てを評価するようにしているので、AIにたくさん考えさせると結構高スコアになるのかもしれない。ただ、そのスピードを人間が理解できるのかっていう、別の問題もまた出てきますよね。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン①振り返り

1件

AIのきれいな答えを、トレードオフで揺さぶる

セッション発言録 第6回・「ハンズオン①振り返り」の節

「AIのきれいな回答だけでは解けないトレードオフを、そこで与えることによって、無茶ぶりで出てくるものがあるのかもしれないですね。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン①2回目の振り返り

1件

さりげない一言の違い ― ノウハウは共有しにくい

セッション発言録 第6回・「ハンズオン①2回目の振り返り」の節

「さりげないように見えて、でもそのさりげない一言の違いによって、うまく引き出せる何かがあるのかもしれないですよね。そうすると、これを社内で共有するとか、AIから考えを引き出すノウハウを他の人に教えるって、そう簡単には共有できないのかもしれない。ただ、ちょっとした問いの立て方は人によって違って、それがAIに何を考えさせるかの向きを変えているんだということですよね。」

まだ記事には登場していません。

振り返り

1件

上位者でも1回は50〜100字 ― 差は字数ではなく中身

セッション発言録 第6回・「振り返り」の節

「上位の皆さんを見ていても、ほんの50字か100字ぐらいだったというのが、僕からするとちょっとした驚きだったんです。もっと連発型の人と熟考型の人に分かれるかなと思っていたんですけど、その50字ぐらいに何を書くかが、折れ線グラフの分かれ具合からすると人によって違ったんだろうなと。何かしら方向感を与えたり、トレードオフの関係を与えたり、AIがきれいな答えだけで終わってしまうところに対して、です。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン②5年後シミュレーター

1件

方向性を持ち込めるかが差を生む

セッション発言録 第6回・「ハンズオン②5年後シミュレーター」の節

「今日もこれだけ差があった。この差がある中で、方向性を持ち込むというプロセスをどれくらいできるか。いくつか違う観点に振ってみるといった発想がどのくらいあるかが、差を生んでいるのかもしれない。それが3年、5年、そういう人が多い会社、それが当たり前になる会社と、AIが作ったものをそのまま受け取るだけになってしまう会社とで、命運が変わってくるんだろうと。」

まだ記事には登場していません。

振り返り

2件

2回目に多くの人が伸びた ― 声で聞いたから伝わった

セッション発言録 第6回・「振り返り」の節

「今日1回目と2回目をやったのはやっぱり良かったですよね。2回目で多くの人が技を盗めた。1周目のあとにコメントを言葉で伺って、テキストだけでは分からなかったところが肌感覚でわかって、それで2周目に多くの人が取り込んで成長できた。逆に言うと、あまり会話のない会社、お互いにノウハウを共有するのが当たり前じゃない会社だと、それが起きない。」

まだ記事には登場していません。

地味に見えて、企業競争力の根幹に効く

セッション発言録 第6回・「振り返り」の節

「前回やった産業転換シナリオみたいなものに比べるとやや地味な気もしつつ、でも企業競争力の一番根幹のところに、これから1年2年かけて効いてくるんじゃないか、とも思えます。」

まだ記事には登場していません。

振り返り・ツールの反省

1件

評価軸を入れた瞬間に、人はそれに向けて行動する

セッション発言録 第6回・「振り返り・ツールの反省」の節

「スコアリングってとても難しいですよね。評価軸が入った瞬間に、人はその評価軸に対して行動してしまって壊れていくものだ、というのが昔から言われていますけど、その100点を目指すための行動が、本当にAIからいい答えを出す行動と同じだったのかどうかは難しい。読まない方が有利になってしまうところは、完璧なツールではないなと思いました。」

まだ記事には登場していません。

プロジェクト進捗(ニュース分析)

1件

モデルの入れ替えは、AIならではのメンテナンス

セッション発言録 第6回・「プロジェクト進捗(ニュース分析)」の節

「ニュースの分析をGeminiで動かしていたのを、候補のモデルを並べて、Claude・Gemini・GPTに判定させて、3分の2の評価が高かったClaude Sonnetに切り替えました。AIでものを動かしていくとき、モデルが常に更新され続けるので、それをいつメンテナンスするかという手間は、AIならではですね。」

まだ記事には登場していません。

プロジェクト進捗(セキュリティ)

1件

パスワードを持たない、という安全策

セッション発言録 第6回・「プロジェクト進捗(セキュリティ)」の節

「メンバーかどうかの入口はコントロールしなくちゃいけないので、メールアドレスだけの認証にして、パスワードは一切受け取らない。それが一番安全です。作っているものは全部Claude Codeで網羅的にチェックさせていて、簡単に破られても、そこから先メールアドレスが流出しないといった対策を今月たくさんやっています。」

まだ記事には登場していません。

ハンズオン③社内実践キット

1件

当日で終わらせない ― 社内に持ち帰れる道具に

セッション発言録 第6回・「ハンズオン③社内実践キット」の節

「このAI対話は、やったところで持って帰れないと意味がないと思っているので、終わった後に自分でも使えるものを作りました。Colabのノートブックを動かせばほぼ似たような体験ができるものと、Googleのシステムの許諾を得るのが難しい人のために、一人一人が手元のAIを使いながらそれを持ち寄るパターン。昔だったら何か月もかかったようなシステム開発が、ほんの数日でできてしまう。」

まだ記事には登場していません。

次回案内

1件

次回予告:AI駆動開発で、戦略のボトルネックはどこへ移るか(第7回 11/17・11/30)

セッション発言録 第6回・「次回案内」の節

「AIにシステムを開発してもらうことが登場したのはとても重要なターニングポイントです。単に作れましただけではなく、誰もが作れるようになったことが産業や企業の意思決定にどう影響を与えていくのか。Claude CodeやCodexが大きなブームになった今年前半から、もう飽き始めて作るものがない人と、作るものが溢れ出している人に分かれている。そして企業でも、SaaSがなくても自社で作れると言っていた今年前半に比べ、実は自社で作ろうとすると相当大変 ― プロトタイプの簡単な機能までは作れるけれど、管理機能だとか認証だとかセキュリティだとか、そう簡単に内製はうまくいかないということに多くの会社が気づいている。作れるようになったとき、何を作りたいかを考えることの方に重要性が移っていく。」

まだ記事には登場していません。

今後のテーマ構想

1件

第8回構想:データサイエンスの民主化と、それでも分かれる企業

セッション発言録 第6回・「今後のテーマ構想」の節

「地理的な配置の最適化や顧客のクラスタリングは、昔ならデータサイエンスの専門家に数千万円払ってようやく出来上がるものだった。それがほんの100円、200円でできてしまう。大企業の役員に教えると『じゃあ私でもできますね』と言われる。でも、ほとんどの会社が最高のデータサイエンティストを抱えたデータ駆動カンパニーになれているかというと、全然なれていない。皆ができるようになっているはずなのに、できている会社とできていない会社に分かれていく ― 今日のAI対話の話と似た構図が、どこでも出てくる。」

まだ記事には登場していません。
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